概要
今回から指数にブースターショットの効果を反映しました。
東京都のワクチン接種状況はデジタル庁VRSの公開情報によると下図のようになっております。ブースターショット(3回目)は東京都では接種はサチュレートする領域に入っており人口比率では55%となっています。
これを解析して気づいた点が2つあります
・ブースターショットは今後大きな増加は期待できない
・ワクチンの有効性は英国保健省のレポートによると時系列で低下していく
この事からワクチンの効果は今後どうなっていくのか計算してみました。それが下図となります。
このように今後ワクチンの効果が徐々に低下していきます。
今週の全国マップは東京都のブースター接種状況を全国値と置き計算してみました。
全国マップは下図の通りです。
依然として全国的に感染が蔓延しています。その中では神奈川県がやや低くなっています。
都道府県別の感染リスク値は下表となります。
5月20日現在で感染リスク値が特に高いのは広島、北海道、石川、福井、佐賀、福岡、沖縄、京都、香川、岐阜の順になっています。関東圏が入っていません。
逆に比較的低いのは神奈川、千葉、山梨、静岡、茨城となっています。
ちなみに東京都は42位と低い順位となっています。
都道府県 | 感染リスク値 | 順位 |
北海道 | 32,609 | 2 |
青森 | 14,438 | 24 |
岩手 | 11,437 | 31 |
宮城 | 10,057 | 36 |
秋田 | 12,131 | 28 |
山形 | 16,046 | 18 |
福島 | 16,875 | 16 |
茨城 | 7,832 | 43 |
栃木 | 8,077 | 41 |
群馬 | 10,997 | 33 |
埼玉 | 9,759 | 39 |
千葉 | 6,466 | 46 |
東京 | 7,944 | 42 |
神奈川 | 6,444 | 47 |
新潟 | 9,792 | 38 |
富山 | 15,453 | 22 |
石川 | 30,292 | 3 |
福井 | 27,215 | 4 |
山梨 | 6,700 | 45 |
長野 | 11,513 | 30 |
岐阜 | 22,285 | 10 |
静岡 | 6,896 | 44 |
愛知 | 16,261 | 17 |
三重 | 13,782 | 25 |
滋賀 | 11,140 | 32 |
京都 | 22,575 | 8 |
大阪 | 21,267 | 12 |
兵庫 | 16,009 | 19 |
奈良 | 12,752 | 27 |
和歌山 | 13,517 | 26 |
鳥取 | 11,514 | 29 |
島根 | 10,171 | 35 |
岡山 | 21,442 | 11 |
広島 | 33,451 | 1 |
山口 | 9,867 | 37 |
徳島 | 10,381 | 34 |
香川 | 22,295 | 9 |
愛媛 | 8,558 | 40 |
高知 | 15,633 | 20 |
福岡 | 24,333 | 6 |
佐賀 | 24,892 | 5 |
長崎 | 15,555 | 21 |
熊本 | 19,805 | 13 |
大分 | 16,927 | 15 |
宮崎 | 15,101 | 23 |
鹿児島 | 18,506 | 14 |
沖縄 | 23,015 | 7 |
主要都市推移
主要都市での感染リスク値の推移位は下記となります。
いずれも高いレベルで上下を繰り返していますが、全体的に徐々に低下をしております。
東京都
東京都の感染リスク値は昨年8月11日のデルタ株ピーク時を1とした場合、今回のオミクロン株による蔓延は2月7日に89倍となりピークを越えたと思われましたが、主に湿度の低い日が続いた影響で2月27日には再度83倍のピークとなりました。その後段階的に低下を続け3月27日に11倍まで低下しその後下げ止まっていました。しかし、4月15日以降再度緩やかに低下を始め5月20日現在は5倍位まで低下しています。先週までの経緯をブースターショットを加味したデータを加味したことにより数値は一部異なっております。
沖縄県
オミクロン株が先行して拡大した沖縄県をみてみると、1月21日に昨年夏のデルタ株ピーク時の17倍でピークとなりました。その後ピーク時の半分くらいのレベルで高めで安定し週毎に上昇と下降を繰り返していています。5月20日現在では8倍となっており依然高いレベルとなっています。
北海道
北海道でも週毎に上昇と下降を繰り返していましたが、4月14日頃より上昇傾向が顕著となり4月末に過去最高となりました。現在は若干低下しましたが、デルタピーク時の30倍と高いレベルになっています。