さて、ゲージに入れてみるのは、かかりつけの動物病院の先生に相談した結果でしたので付け加えます。同時に興奮を抑える薬を処方されましたが、幸いにもこれは使用する事はありませんでした。
ゲージに入れる練習に失敗してめげたこともあり、トイレを事前に購入したものの、それ以外は行き当たりばったりで引越しにのぞむ事となりました。引越しなので当然私たちの荷物も整理しないといけません。荷造りはできるだけごろーさんのいない時を狙っておこないました。ごろーさんはいつもとは違う気配を敏感に感じとるからです。ごろーさん的には部屋の中が次第に段ボールで埋め尽くされていくのを不思議に思っていたに違いありません。
さて、前日までに何とか荷造りが終わり、引越し当日のタイムスケジュールは以下の通りです。
・朝ごろーさんが散歩から帰ってきたらいつも通り捕獲
・引越し屋さんが来るまで部屋で待機
・荷物搬出作業中はごろーさんは妻と車の中で待機
・車で新居の東京まで移動
・翌日に荷物の搬入
引越し前日の夜、いつも通りごろーさんは見回りに出かけていきました。ごろーさんにとっては最後の見回りとなるはずなので楽しんできて欲しいものの、翌朝ごろーさんがいつも通り帰ってくるかはとても心配でしたが、無事に朝戻ってきてくれました。その際、もし三毛ちゃんを連れてきたら一緒に連れていく事も考えていましたが、三毛ちゃんを一緒に連れて来ることはありませんでした。
いつものようにミルクと朝ごはんを食べてくつろいでいると、しばらくして引越し屋さんがやってきました。そこで、予定通りごろーさんを駐車場にある車の中に避難させました。引越し作業は直ぐに終わると思いきや、意外と手間取り搬出作業はお昼頃までかかってしまいました。
搬出作業が終わった部屋にごろーさんと三人で戻り、部屋のお掃除をしてお別れをしました。不動産屋さんで鍵を返していざ東京に向けて出発です。車には念のためごろーさんのトイレも用意しています。ごろーさんを動物病院にいくため以外で車に乗せるのは初めてでしたのでちょっとしたドライブ気分です。ごろーさんは妻の膝の上に座って外をキョロキョロと見回していました。都心部に入り若干の渋滞も含めて2時間弱のドライブで新居に到着しました。
到着後直ぐにごろーさんを新居で解放しました。荷物が搬入されていないので何もない部屋をクンクンと匂いを嗅ぐところから開始です。いつものご飯とミルクをあげて、多分そろそろおしっこを我慢できなくなるはずなのでトイレを設置しました。トイレは躾けていないのでこれから大変です。
さて、三人の新しい生活が始まりました。