ネーミング

 我が家への確実な侵入ルートを確立した彼は、毎日我が家へ好きな時にやって来れるようになりました。ベランダに着地する「ドン」という音が彼がやって来た合図です。我が家では合図がすると扉を開けて彼を向かい入れて、まずは暖かいミルクを飲ませてあげておりました。これを一気に飲み干すと、次は猫缶をたいらげるのが常となりました。そうしているうちに、彼に名前を付けようという事になりました。我が家に来る時はいつも喉をご〜ろご〜ろと鳴らしながらやってくるので、それにちなんだネーミングが浮かんできました。決まった名前は「ごろー」でした。漢字では当時人気者だったSMAPの稲垣吾郎の「吾郎」としました。あだ名はごろーちゃん、ごろーぽん、ごろーまる などバリエーション豊富です。後に何度か動物病院に連れていく事になりますが、そのお医者さんや病院スタッフからは顔と名前がぴったりだねとほめられることになるのでした。