ごろーさんはその後も色々な事をしでかしてきます。活発で面白い奴です。引っ掻き傷位は日常茶飯事で驚かないのですが、ある時は耳から血を流して帰ってきました。
どうやら何かと喧嘩して噛まれたのか、引っ掻かれたのかもしれません。さすがにちょっと心配になり、いつもの動物病院に駆け込みました。その頃には動物病院でも顔馴染みになっていました。ごろーさんは看護師さんにも意外と人気者でした。血統賞つきのお高くとまった猫でなく普通の茶トラ猫というのが身近に感じたのでしょうか、それとも洗濯ネットに入れられてくる猫が珍しかったのでしょうかです。ごろーさんとしても看護師さんに頭をなでなでされると、大大大嫌いな病院行きも少しは気が紛れるのかもしれません。待合室で待っていても、見知らぬ人から何で洗濯ネットに入れているのか?と聞かれたりしました。その都度こうすると引っ掻かれる事が少ないのと、逃げ出す心配が無いのですと答えていました。
診察室に入り先生に診察してもらうと、喧嘩したな!と言われました。でも顔をやられたからどうやら勝ったみたいだねと笑われました。尻尾の近くをやられると負けたんだよとか説明してくれました。どうやら縄張りでは番を張っているようです。お医者さんに化膿しないように薬を塗ってもらい帰りました。ごろーさんも毎日縄張りを見回りして不届きものがいると大変なようです。