COVID-19リスクマップ_20220618

概要
依然として全国的にオミクロン株が蔓延しています。
従来からのスケールでは依然としてほぼ全国的に真っ赤となっています。
5月連休からゆっくりと感染リスクが低下してきましたがそろそろ踊り場にさしかかっているようです。

COVID MAP
COVID MAP

現在の都道府県別状況を相対的に表現するためにスケールを現在の最小値と最大値の間で塗り分けると下図になります。

感染リスクが高いのは沖縄、北海道、北海道、大阪、福井となっています。
感染リスクは低いのは島根、栃木、新潟、福島、鳥取となっています。
全体的に東日本が感染リスクが比較的低いようです。

COVID MAP スケール変更
COVID MAP スケール変更
都道府県感染リスク値順位
北海道5,716
青森4,31511 
岩手3,07726 
宮城2,87229 
秋田3,00127 
山形2,30340 
福島1,80244 
茨城2,02542 
栃木1,56746 
群馬2,50235 
埼玉2,46037 
千葉2,35838 
東京3,80317 
神奈川2,62333 
新潟1,72245 
富山2,32739 
石川4,21913 
福井5,605
山梨3,50719 
長野2,70730 
岐阜5,251
静岡2,23141 
愛知3,99214 
三重2,89528 
滋賀3,34223 
京都4,871
大阪5,656
兵庫4,68510 
奈良3,54818 
和歌山2,65932 
鳥取1,89643 
島根1,39247 
岡山4,30612 
広島6,940
山口2,69731 
徳島3,45321 
香川3,22924 
愛媛2,61334 
高知3,12325 
福岡3,88916 
佐賀3,97215 
長崎3,38222 
熊本4,964
大分2,48836 
宮崎3,49720 
鹿児島4,964
沖縄13,068
都道府県別感染リスク値 2022年6月17日


主要都市推移
主要都市での感染リスク値の推移位は下記となります。
いずれも高いレベルで推移していますが全体的に徐々に低下をしており、昨年夏のデルタ株ピークに近づいています。

新指標(ワクチン・変異株影響を加味)
新指標(ワクチン・変異株影響を加味)


東京都
 東京都の感染リスク値は昨年8月11日のデルタ株ピーク時を1とした場合、今回のオミクロン株による蔓延は2月7日に89倍となりピークを越えたと思われましたが、主に湿度の低い日が続いた影響で2月27日には再度83倍のピークとなりました。その後段階的に低下を続け3月27日に11倍まで低下しその後下げ止まっていました。しかし、4月15日以降再度緩やかに低下を始め6月17日現在デルタ株ピーク時の2倍まで低下してきました。しかしながら拡大再生産数は1に近づいており一連の収束過程も踊り場にさしかかっています。踊り場の後、更に下降するか上昇に転じるか注視が必要です。

東京都のリスク値推移(デルタピーク時を1)
東京都のリスク値推移(デルタピーク時を1)

沖縄県
 オミクロン株が先行して拡大した沖縄県をみてみると、1月21日に昨年夏のデルタ株ピーク時の17倍でピークとなりました。その後一時5倍程度まで低下しましたが、上昇と下降を繰り返しています。

沖縄県のリスク値推移(デルタピーク時を1)
沖縄県のリスク値推移(デルタピーク時を1)

北海道
 北海道でも週毎に上昇と下降を繰り返していましたが、4月14日頃より上昇傾向が顕著となり4月末に過去最高となりました。現在は若干低下しましたが、デルタピーク時の5倍と依然高いレベルになっています。

北海道のリスク値推移(デルタピーク時を1)
北海道のリスク値推移(デルタピーク時を1)