Netatmo

Netatmoは気象観測装置です。私がこれを導入したのは2014年1月のことでした。
日本正規代理店・保証付 NetatomoウェザーステーションNET-OT-000001、値段は当時17726円でした。ちなみに現在は並行輸入品で27800円です。

2014年購入時の外箱

構成

室内モジュール(大きい方)と室外モジュール(小さい方)のペアで購入しました。
室内モジュールはUSBから動作します。温度、湿度、気圧、CO2濃度、ノイズが測定できます。室外モジュールは単四電池2個で動作し、室内モジュールとはWifiでつながります。単四電池で作動するのがミソで電源が無くても設置できます。しかも、電池の寿命は経験的に1年位保ちます。室外モジュールでは温度、湿度が測定できます。

機能

Netatmoは基本5分間隔で計測され、そのデータはクラウド上に保存されます。

観測例:台風の接近

2019年9月9日台風15号は関東地方を直撃、午前5時前に千葉市付近に上陸し、関東地方は記録的な暴風となりました。ウェザーニューズ社によると経路は以下の通りです。


https://jp.weathernews.com/news/28944

この時のNetatmoの気圧観測結果が以下となります。
Min.981mbar付近まで低下しました。リアルタイムでピークを超えたのがわかります。

観測例:トンガの噴火

2022年1月15日に発生したトンガの噴火では、地震の観測がないのに日本にも津波が到来しました。

気象庁 | 津波警報・注意報評価
令和4年1月15日のフンガ・トンガ‐フンガ・ハアパイ噴火で発表した警報・注意報についての評価のページです。

この時の気圧変化をNetatmoが観測しておりました。20:24頃に一瞬気圧が大きく上下しているのが空振の到着です。


https://weathernews.jp/s/topics/202201/160175/

こんな使い方も:生存確認

室内のノイズ、温度、CO2データが取れるので生活していることが確認できます。生存確認ツールとしても使えます。一例としてノイズのデータを紹介します。エアコンの作動音、楽器の演奏などを外から確認できます。

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11年で初めての不具合 そして更新

購入依頼、室外ユニットの乾電池交換以外はメンテナンスフリーでしたが、ある日(2025年8月29日)突然データが見れなくなりました。以下の画面です。

Screenshot

電源のON/OFFでのリセットやWifiの確認などをしてみましたが復帰しませんでした。購入から11年経過していますので十分な耐久性でありました。

さて、買い換えようと重いネットで調べてみます。どうやら現在日本の正規代理店は無くなっているいるようでした。並行輸入品しかありませんでした。少し不安には思いましたがとても気に入っている製品なのでAmazonで並行輸入品を購入しました。ちなみに日本語の取り扱い説明書なるものはありませんでした。しかし、設定はiphoneにNetatmoアプリを入れていたのでとても簡単でした。アプリ自体は日本語対応なので特に問題はありませんでした。

セットアップの手順

セットアップの簡単な流れを紹介します。

アプリをインストール、登録したら左上をクリックし、
「新しい製品をインストール」をクリックします。

Screenshot

「ウェザーステーション」を選択します。

Screenshot

後はアプリの指示通りします。

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これで完了です。

皆様も活用なさってはいかがでしょうか