COVID MAP_20220113

2022年 1月13日更新

 報道される情報だけではどこが相対的に危険な地域かがわからないので数値化をしました。数値化に必要なデータはウィルスの活性化に関係する平均気温、平均湿度、そして接触確率に関係する空間移動度のデータ、そして人口10万人あたりの新規感染者数を指数化したものとなります。
なお、12月11日更新分より変異株およびワクチン接種を考慮するよう改訂しました。
2022年1月8日更新分よりオミクロン株を考慮するようにしました。オミクロン株についての海外でのデータがまとまってきましたので数式を一部改訂しました。(こちらは別途報告します)
詳細はこちらをご覧ください
COVID-19感染リスク数値化の検討 改訂Δ1

概要
オミクロン株による感染が極めて早く拡大しています。沖縄、広島、山口、東京、大阪、群馬、鹿児島、千葉、佐賀の順で感染危険度が高くなっています。信じがたいことですが特に沖縄の数値は昨年夏のデルタ株ピーク時の8倍を超えています。大阪、東京でも昨年夏のデルタ株ピーク時の感染危険度を超えました。既に東北地方を除く全国に広がりました。この感染危険度の上昇はデルタからオミクロンに急速に置き換わり、それに伴いワクチンの接種効果が急低下しているためです。東京でも既に9割がオミクロン株に置き換わっています。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/corona2790.files/2790.pdf
なお、最新気象データ、感染者データのある1月12日時点の結果となります。

主要都市推移
新旧指標の比較をしばらくします。沖縄の危険度は昨年夏の8倍以上となります。
過去のピークが誤差に見えるくらいです。

新指標(変異株・ワクチン影響加味)

縦軸のスケールを見やすいように変更しました。

新指標(変異株・ワクチン影響加味)
旧指標(変異株・ワクチン考慮なし)