COVID-19感染リスクマップ_20220226

概要
オミクロン株による感染が依然として全国に広がっています。蔓延防止が解除された地区がありますが、本指標では明確な効果には現れていません。

感染リスクが特に高いのは東京、千葉、神奈川、大阪、埼玉、兵庫、福岡、奈良、茨城、山梨の順になっています。

主要都市では感染のピークは越えた模様ですが、高止まりと再上昇の傾向が明確に現れていたます。

東京都の感染リスク値は昨年8月11日のデルタ株ピーク時と比べて一時108倍となりましたが19日には70倍まで低下していますが25日現在は再び116倍となっています。これは湿度の低い日が続いている影響もあるようです。まだまだ一進一退といった状況です。オミクロン株の感染力がいかに大きいかが数値でも現れています。現在でも2桁違う対策が必要です。

先行して拡大した沖縄県は一時昨年夏のデルタ株ピーク時の19倍を超えていましたが徐々に低下しているものの現在も9倍程度を維持しています。完全に高め横ばいの状況となっています。このことは、今回の第6波は急激に拡大して急速に収束するという楽観的観測ではない事を示唆しています。

なお、最新気象データ、感染者データのある2月25日時点の結果となります。

主要都市推移
新旧指標の比較をしばらくします。(新指標=変異株の影響とワクチン影響を考慮)
また、今回の波が非常に高いので縦軸を対数表示で表すこととしました。

沖縄ではピークを越えましたが高止まりとなっています。他主要都市ではようやくピークを越えたところです。東京では再上昇をしています。これはまだ亜種の影響でなく湿度が低い日が続いているためです。飛沫が飛散しやすい環境が続いています。

新指標(変異株・ワクチン効果考慮)
旧指標(変異株・ワクチン効果考慮なし)