COVID-19感染リスクマップ_20220305

概要
オミクロン株による感染が依然として全国に広がっています。蔓延防止が解除された地区がありますが、本指標では明確な効果には現れておらず高い感染リスク値となっています。

感染リスク値が特に高いのは東京、神奈川、千葉、大阪、埼玉、愛知、兵庫、奈良、福岡、茨城の順になっています。逆に比較的低いのは島根、長野、山形、新潟、山形となっています。

主要都市では感染のピークは越えた模様ですが、上昇と下降を高いレベルで繰り返しています。

東京都を例とすると感染リスク値は昨年8月11日のデルタ株ピーク時を1とした場合、今回のオミクロン株は2月7日に108倍となりピークを越えたと思われましたが、主に湿度の低い日が続いた影響で2月27日には再度127倍のピークとなり、その後3月5日現在では75倍まで低下しています。まだまだ一進一退といった状況です。オミクロン株の感染力がいかに大きいかが数値でも現れています。現在でもデルタ時から2桁違う対策が必要です。



先行して拡大した沖縄県をみてみると、1月21日に昨年夏のデルタ株ピーク時の19倍でピークとなりました。その後10倍前後で上昇と下降を繰り返してピーク時の半分くらいのレベルで高めで安定している状況です。今回の第6波(オミクロン)は急激に拡大して、その後ピーク時の半分くらいの高めで安定してしまうというのが沖縄の例から言えることとなります。



下記に全国マップを示します。
最新気象データ、感染者データのある3月4日時点の結果となります。

主要都市推移
主要都市での感染リスク値の推移位は下記となります。
変異株とワクチンの効果を加味したものが新指標、考慮しないものが旧指標となります。
なお、今回の波が非常に高いので縦軸を対数表示で表すこととしました。

新指標(変異株・ワクチン効果考慮)
旧指標(変異株・ワクチン効果考慮なし)