COVID-19リスクマップ_20220703

概要
依然として全国的にオミクロン株が蔓延しています。
従来からのスケールでは依然として岩手県を除き真っ赤となっています。
6月20日より東京都の拡大再生産数は1を超えてきました。しばらく動向に注意が必要です。

COVID MAP
COVID MAP

現在の都道府県別状況を相対的に表現するためにスケールを現在の最小値と最大値の間で塗り分けると下図になります。

感染リスクが高いのは沖縄、熊本、福井、佐賀、島根となっています。沖縄が少し他県より突出している状況です。
感染リスクは低いのは秋田、岩手、新潟、栃木、静岡となっています。
全体的に東日本が感染リスクが比較的低いようです。

COVID MAP スケール変更
COVID MAP スケール変更
都道府県感染リスク値順位
北海道3,13328 
青森4,44217 
岩手1,45946 
宮城3,21526 
秋田64447 
山形2,55038 
福島1,75742 
茨城2,68236 
栃木1,66644 
群馬2,86132 
埼玉4,06821 
千葉3,08231 
東京5,106
神奈川3,45124 
新潟1,50145 
富山4,58216 
石川5,074
福井7,075
山梨2,61837 
長野2,21241 
岐阜4,72313 
静岡1,68643 
愛知5,04810 
三重4,09220 
滋賀4,15918 
京都4,92312 
大阪5,461
兵庫3,10030 
奈良3,20627 
和歌山2,84233 
鳥取3,96422 
島根6,507
岡山3,11229 
広島4,59815 
山口2,48639 
徳島2,82135 
香川2,82534 
愛媛4,14919 
高知3,29925 
福岡5,597
佐賀6,631
長崎3,59723 
熊本8,157
大分2,47440 
宮崎4,60014 
鹿児島5,01211 
沖縄21,508
都道府県別感染リスク値 2022年7月1日


主要都市推移
主要都市での感染リスク値の推移位は下記となります。
いずれも高いレベルで推移していますが全体的に徐々に低下をしておりましたが、今週は残念ながら先週より上昇してしまいました。

新指標(ワクチン・変異株を効力)
新指標(ワクチン・変異株を効力)


東京都
 東京都の感染リスク値は昨年8月11日のデルタ株ピーク時を1とした場合、今回のオミクロン株による蔓延は2月7日に89倍となりピークを越えたと思われましたが、主に湿度の低い日が続いた影響で2月27日には再度83倍のピークとなりました。その後段階的に低下を続け3月27日に11倍まで低下しその後下げ止まっていました。しかし、4月15日以降再度緩やかに低下を始め6月17日現在デルタ株ピーク時の2倍まで低下してきました。しかしながら拡大再生産数は6月20日以降1を超えており7月3日時点では1.39まで増加しています。これは明らかな上昇傾向を示しています。これがいつまで継続するか注視が必要です。

東京都のリスク値推移(デルタピーク時を1)
東京都のリスク値推移(デルタピーク時を1)

沖縄県
 オミクロン株が先行して拡大した沖縄県をみてみると、1月21日に昨年夏のデルタ株ピーク時の17倍でピークとなりました。その後一時5倍程度まで低下し上昇と下降を繰り返しています。現在は上昇をはじめました。

沖縄県のリスク値推移(デルタピーク時を1)
沖縄県のリスク値推移(デルタピーク時を1)

北海道
 北海道でも週毎に上昇と下降を繰り返していましたが、4月14日頃より上昇傾向が顕著となり4月末に過去最高となりました。現在は若干低下しています。

北海道のリスク値推移(デルタピーク時を1)
北海道のリスク値推移(デルタピーク時を1)