COVID-19リスクマップ_20220626

概要
依然として全国的にオミクロン株が蔓延しています。
従来からのスケールでは依然として静岡県を除き真っ赤となっています。
5月連休からゆっくりと感染リスクが低下してきましたが東京都の拡大再生産数は1を超えてきました。しばらく動向に注意が必要です。

COVID MAP
COVID MAP

現在の都道府県別状況を相対的に表現するためにスケールを現在の最小値と最大値の間で塗り分けると下図になります。

感染リスクが高いのは沖縄、福井、熊本、広島、石川となっています。沖縄が少し他県より突出してきました。
感染リスクは低いのは静岡、栃木、新潟、秋田、和歌山となっています。
全体的に東日本が感染リスクが比較的低いようです。

COVID MAP スケール変更
COVID MAP スケール変更
都道府県感染リスク値順位
北海道4,197
青森4,116
岩手2,92717 
宮城3,20115 
秋田1,60244 
山形2,25330 
福島1,87638 
茨城2,18332 
栃木1,30046 
群馬2,35927 
埼玉2,31928 
千葉1,82941 
東京2,35926 
神奈川1,87539 
新潟1,30845 
富山3,41713 
石川4,503
福井6,093
山梨1,97436 
長野2,20731 
岐阜3,41714 
静岡1,22347 
愛知2,75119 
三重1,96437 
滋賀2,78918 
京都3,868
大阪3,79910 
兵庫2,48423 
奈良2,42625 
和歌山1,66443 
鳥取1,87040 
島根1,75942 
岡山2,65121 
広島4,852
山口2,01034 
徳島2,31829 
香川1,98535 
愛媛2,51322 
高知2,73720 
福岡3,63811 
佐賀4,147
長崎2,42824 
熊本4,977
大分2,01733 
宮崎3,05416 
鹿児島3,59312 
沖縄16,414
都道府県別感染リスク値 2022年6月24日


主要都市推移
主要都市での感染リスク値の推移位は下記となります。
いずれも高いレベルで推移していますが全体的に徐々に低下をしており、昨年夏のデルタ株ピークに近づいています。主要としの中では愛知県が1.07倍とデルタ株ピークと同レベルとなりました。
沖縄県は他と少し異なる挙動になってきました。

新指標(ワクチン・変異株を効力)
新指標(ワクチン・変異株を効力)


東京都
 東京都の感染リスク値は昨年8月11日のデルタ株ピーク時を1とした場合、今回のオミクロン株による蔓延は2月7日に89倍となりピークを越えたと思われましたが、主に湿度の低い日が続いた影響で2月27日には再度83倍のピークとなりました。その後段階的に低下を続け3月27日に11倍まで低下しその後下げ止まっていました。しかし、4月15日以降再度緩やかに低下を始め6月17日現在デルタ株ピーク時の2倍まで低下してきました。しかしながら拡大再生産数は6月20日以降1を超えており一連の収束過程も踊り場にさしかかっています。踊り場の後、更に下降するか上昇に転じるか注視が必要です。

東京都のリスク値推移(デルタピーク時を1)
東京都のリスク値推移(デルタピーク時を1)

沖縄県
 オミクロン株が先行して拡大した沖縄県をみてみると、1月21日に昨年夏のデルタ株ピーク時の17倍でピークとなりました。その後一時5倍程度まで低下しましたが、上昇と下降を繰り返しています。

沖縄県のリスク値推移(デルタピーク時を1)
沖縄県のリスク値推移(デルタピーク時を1)

北海道
 北海道でも週毎に上昇と下降を繰り返していましたが、4月14日頃より上昇傾向が顕著となり4月末に過去最高となりました。現在は若干低下しましたが、デルタピーク時の4倍と依然高いレベルになっています。

北海道のリスク値推移(デルタピークを1)
北海道のリスク値推移(デルタピークを1)