我が家も20年近くの歳月を経て色々なところに小さなボロがでてきました。お風呂の給湯機とか、トイレのウォッシュレットとか、シャワーの水栓などその都度修理をしてきました。修理するときによく言われるのは、補修部品の保有期限が過ぎたので部品がありません。ユニットごと交換になります。分解して部品交換すれば直るものもあるのになと思うものです。
さて、1週間くらい前から浄水器を止めても水がポタ、ポタと30秒に1滴位垂れてくるようになりました。
しょうがない修理してもらうかと思いメーカーに電話してみると交換部品が無いので全部取り替えになりますとありがちな答えがかえってきました。交換したらおいくらですか?と聞いてみると47916円と、ヨンまんナナせんキュウひゃくジュウロクえん ですか!少し考えてまたお電話しますと言って一度切りました。
きっと純正品の在庫部品はなくてもなにか互換品はあるだろうと思いググってみることにしました。検索式にクリンスイ 水漏れ 修理 と入力し検索してみるとヒットするものがありました。
ちなみに保証書によると我が家のクリンスイの品名は「A601NC」 と書いてありました。おそらく2002年くらいの製品だと思います。
検索してみると、この互換品は「カクダイ クォーター上部 070-001」という製品であることがわかりました。Amazonでみると在庫があり1765円でした。すぐにポッチっと購入しました。翌日には届くようです。
https://amzn.asia/d/6hJuCeg
交換の仕方はYouTubeに動画をあげている方がいて参考となりました。
https://youtu.be/Ep1xEC4L-Fg
交換に必要な工具は3点です。
・300ミリモンキーレンチ、(短いものでも可能ですが力がいります)
・普通の(+)ドライバー、
・(ー)マイクロドライバー、
この中でモンキーレンチは家になかったので購入しました。
300ミリのモンキーレンチ「KENOH ケンオーモンキーレンチ 300mm」を
ヨドバシ.comで購入しました。1090円でした。この商品は値段と在庫で決めたのですが、開く幅に目盛がついていて使いやすく好印象でした。
https://www.yodobashi.com/product-detail/100000001002843238/
交換部品も工具も翌日には到着したので早速交換してみました。
手順は以下の通りです。
1.水道の元栓を閉める。これをしないと水を浴びることになります。
2.樹脂製のキャップを先の細い棒でほじくり出す感じで外します。私はマイクロでライバーを使いましたがかなり力がいります。交換作業で実はキャップを外すのに一番難儀しました。無理やり外しても若干カバーに傷が付くだけで問題ありません。
3.樹脂キャップを外すとネジが見えるので、普通の+ドライバーで外します。そうするとレバー部が外れスピンドルという金属製部品が出てきます。
4.モンキーレンチでまず根本側の大きい六角部カバーを反時計回りに回し外します。私の場合これは軽い力で外せました。
5.次にスピンドル中央付近の小さめの六角形状をしたところをモンキーレンチでやはり半時計周りに回しスピンドルを回しながら外します。これは300ミリのモンキーレンチでもかなりの力がいります。また、クリンスイ本体が捻れる感じになりますので、片方の手でクリンスイ本体をつかみながらモンキーレンチに力を入れるとよいです。
6.スピンドルを外して、クリンスイ本体ネジ穴部を目視で確認し、軽く手でさわって異物が無いか確認します。ここは水をシールする役割もあるので確認します。
7.新しいスピンドルを今度は時計回りに回して取り付けます。素手で回せるところまで回し、モンキーレンチで締め付けます。300mmのレンチで回らなくなるまで締め付ければ大丈夫です。
8.大きな六角部品も同様に取り付けます。
8.この状態で水道の元栓をあけて水漏れが無いか確認します。もし万が一水漏れがあるようならモンキーレンチで増し締めをします。
9.その後レバー部を元のように取り付けてネジで固定します。
私の場合ここで、古い水色の樹脂部品がレバーの中で固着しているようで外せませんでした。そこで水色の部品は古い部品をそのまま使用することとしました。これでも問題ありませんでした。
10.最後に樹脂キャップをはめて完成です。
私の場合2855円で修理する事ができました。交換するより実に45061円節約できました。
交換に要した時間は初めてで素人の私でも20分位でできました。
もしこの記事をみてチャレンジする方がいましたら、私は専門知識ありませんので自己責任でお願いいたします。